ささゆりヘルスクリニック院長の前原です。
今日は、日頃カウンセリングの中で患者さんからよくいただくご質問――「結局、どの治療を選べばいいんですか?」にお答えするつもりで、少しお話しさせてください。
SNSの情報に振り回されていませんか?
最近はスマホを開けば、きれいな症例写真や「これさえやれば変われる!」という情報がたくさん流れてきますよね。
美容医療がぐっと身近になったのは素晴らしいことなのですが、その一方で「情報がありすぎて、逆に何を選べばいいかわからない」「SNSで見た施術を受けてみたけど、なんかしっくりこなかった…」というお声も、実はとても多いんです。
気持ちはよくわかります。でも、ひとつだけ覚えておいていただきたいことがあります。
「流行っている施術」と「あなたに合う施術」は、必ずしも同じではありません。
誰かの真似をして「作り込みすぎる」ことで、かえってその方本来の魅力が薄れてしまう…そんなケースを、私はたくさん見てきました。
今のトレンドは「いかにも変えました」ではなく、「なんだか最近きれいになった?」と言われるような、ナチュラルな変化。
この流れの中で、当院が大切にしている考え方が「肌育(はだいく)」です。
「肌育」って何? ── 肌の土台そのものを元気にする治療です
これまでのスキンケアは、肌の表面を保湿したり、レーザーでシミをピンポイントに取ったり…いわば「表面のお手入れ」が中心でしたよね。
「肌育」は、もっと深いところにアプローチします。
肌のハリや弾力を支えている「真皮層」に、アミノ酸やヒアルロン酸、ビタミンなどの栄養素を直接届けるんです。
すると、肌の中にある線維芽細胞が元気になって、自分の力で「コラーゲン」や「エラスチン」を作り始めます。
わかりやすく言うと、枯れかけた畑に水と肥料を与えて、土壌そのものを元気にするイメージです。
表面だけ取り繕うのではなく、内側からパンッとハリが蘇る。
それが肌育のいちばんの魅力です。
「注射が怖い…」という方にも、新しい選択肢があります
「肌育には興味があるけど、注射はちょっと怖い…」という方、実はけっこういらっしゃいます。
そんな方にぜひ知っていただきたいのが、当院で導入している「ターゲットクール」という新しい治療です。
皮膚を瞬時に冷却しながら美容成分を導入する技術で、神経が痛みを感じる前に冷やしてしまうので、麻酔なしでもほとんど痛みを感じません。
針も使わないので、出血や内出血の心配もなく、施術直後からメイクもOK。
大事なイベントの前日でも安心して受けていただける、まさに「ダウンタイム・ゼロ」の治療です。
「痛いのが苦手だから、美容医療は自分には無理」と思っていた方にとって、こういう選択肢が増えていることも、美容医療の大きな進化のひとつだと思っています。
しみ・しわ・たるみの「正解」は、ひとつじゃない
もちろん、肌育だけですべてが解決するわけではありません。
たとえばしみ・くすみ・赤みといった色調のお悩みには、レーザーや光治療が効果的です。
当院では、ピコレーザー(エンライトンSR)やIPL(M22)に加えて、日本人の肌質にとても相性のいい「ジェントルレーズプロ」も導入しています。
シミの治療だけでなく、コラーゲンの生成を促してハリ感をアップさせる効果もあるんですよ。
しわ・たるみ・輪郭のお悩みには、HIFU(リフテラV)で引き締めたり、スレッドリフトやヒアルロン酸注入でリフトアップしたり、アプローチの仕方はさまざまです。
さらに最近では、ご自身の血液から成長因子を取り出して注入する「PRP-FD」のような再生医療も、選択肢のひとつとして広がってきています。
大切なのは「あなただけの組み合わせ」を見つけること
私がいつもカウンセリングでお伝えしているのは、「ひとつの施術にこだわらないでほしい」ということです。
肌質も骨格も、ライフスタイルも人それぞれ。
だからこそ、いろいろな治療をパズルのように組み合わせて、「あなたにとってのベスト」を一緒に見つけていくことが大切だと思っています。
当院では、肌診断機「VISIA」で毎回必ずお肌の状態を撮影・記録しています。
「なんとなく良くなった気がする」ではなく、数値と画像で変化を確認しながら、その日その日のベストな治療を組み立てていく。
この地道な積み重ねこそが、情報があふれる今の時代に、私たちが自信を持ってお届けできる唯一の「正解」だと考えています。
まとめ
・「流行っている施術 = あなたに合う施術」とは限りません。
・「肌育」で肌の土台を整えることが、しみ・しわ・たるみ改善の第一歩です。
・レーザー、HIFU、注入治療、再生医療――複数の選択肢を組み合わせることで、より自然で持続的な効果が期待できます。
・痛みやダウンタイムが不安な方にも、ターゲットクールのような新しい選択肢が広がっています。
流行を追うのではなく、10年後も好きでいられる「自分の顔」を育てていく。
私は、そんな美容医療をこれからも皆さんと一緒に考えていきたいと思っています。
しみ・しわ・たるみのことで気になることがあれば、まずはお気軽にカウンセリングにお越しください。

